先月から、世界に通用する子どもの育て方 アドバンス講座を受講しました。
こちらの本に書かれたことを実践するための講座です。
第一回目は、相手と絆を強めるための「ACR」というコミュニケーションスキルについて学びました。
「ACR」とは?
「ACR」とは、Active Constructive Response の略で、日本語だと「積極的建設的傾聴(反応)」。
相手の良いニュースに関する反応の仕方の一つのタイプです。
講座ではACRの例として、以下のような反応の仕方を学び、実際にワークで試してみました。
自分の話をこんなふうに聞いてもらうと、
うれしい・話すのが楽しいという気持ちになるということが、ワークで実感できました。
相手の悪いニュースに反応することより、
良いニュースにACRすることが良い対人関係を築くために効果的だという研究結果が出ているそうです。
このことは、今までの家族や友達との会話を思い出すと理解できるな、と思いました。
もっと話したい、仲良くしたいと思える人って、たとえ相手にとっては興味のない話題であっても、しっかりリアクションして話を聞いてくれる人なんですよね。
逆に、うれしいことがあって興奮して話してるのに、そっけない反応されるとがっかりしてしまいます。
ACRを家族に実践してみる
夫に対して
私は夫に対してACRができてないなと反省しました…。
夫の仕事に関する話をされても、
「ふーん、そうなんだ」みたいに軽く流してしまったり。
夕飯の支度してる最中に話されたりしたら、
「今忙しいから後でにしてほしいんだけどな…」と心の中で思ったり、が現状です。
ちょうどこの講座の後、我が家にとって大きなことがありました。
夫の転職が決まったのです!
一か月以上、何度も面接して、一度はダメそうだと諦めたのに最終面接まで進めてようやく決まった上、思ったより好条件というとても有難いお話。
夫が内定ををもらったと話してくれた日、
ACRを実践する絶好の機会と思い、ここぞとばかりに私はリアクションしました。
「すご~い!がんばって面接の準備したもんね。
条件もいいし、ほんとよかったね!」
など、料理の手を止めて、しっかり夫を見て、表情もつけて(のつもり)
でも、なんか夫があまり浮かない顔をしてるのです。
「どうした?」と聞くと、
「条件がいい分、プレッシャーが高い」とのこと。
…良いことがあったほうの人が、ネガティブ思考になっていて、その後のリアクションに困りました!
まぁ、ネガティブな感情も大切にするのがポジティブ心理学なので、いいんですけどね。
夫とのコミュニケーションはほんと難しいです…。
娘に対して
まだ2歳の娘には「なぜそれができたの?」などの深堀りする質問をしても答えられないので、そういう会話はできないですが、
積極的に聞く、というのは自然にできるんですよね。
なんせ、話がかわいいから!
先日も保育園でのお誕生日会が楽しかったようで、こんな会話をしました。
娘:「○○ちゃんにね、ゴム(首からかけるバースデーカードのこと)かけてあげたの!
そのあと~ 牛乳飲んで~ ケーキ食べたの!」
私:「そうなんだ~ カードかけてあげられて、ケーキも食べられてよかったね~!楽しかった?」
娘:「うん!」
今はこんなかんじでなんでも話してくれるけど、大きくなったらあんまり話してくれなくなるんだろうなぁ。
でも心配なのは大きくなった時のほうなんですよね。
今は平和でしかないお友達との関係が、大きくなったら複雑になっていって、いじめとかあったりするし…
問題が起こるまで親が気づかなかった、なんてことにならないように、
困った時は相談してくれる関係を築いていきたいものです。
そのために、ACRは効果的だそうですよ。
娘が思春期になったら、もっと気合い入れて実践したいなと思います。
まとめ
相手と良い関係を築くために有効だという研究結果が出ているACR。
意識的に習慣づけて、身に着けていきたいです。
大きな良いことがあった時だけでなく、日常的なちょっとした良かったことに対しても実践していけたら、
毎日が楽しくなりそうです。
自粛生活が長引いて気持ちが下がりがちな今こそ、必要なことだなと思いました。